カルシウムがなくなる!?骨を溶かす炭酸飲料のウワサは、ホント?
保護者さまの世代なら、「コーラは骨を溶かす」「サイダーを飲みすぎると骨がもろくなる」という話を、一度は耳にしたことがあることでしょう。炭酸飲料の魅力は、飲んだときの爽快感。その一方で、口の中に広がるシュワーっとした刺激が、たしかに骨を溶かしそうな印象を与えますね。
果たして、「炭酸飲料は骨を溶かす」というウワサは本当なのでしょうか?それとも、ただの「イメージ」なのでしょうか?小学生や中学生が炭酸飲料を飲んでも大丈夫なのか、真実に迫ります。
気になる!炭酸飲料と骨のホントの関係
コーラやサイダーなどの炭酸飲料には、炭酸やリン酸をはじめとする「酸味料」が含まれています。程度の違いはあっても、塩酸や硫酸と同じ「酸性」の液体なのです。
酸には、カルシウムを溶かしてしまう性質があります。だから、炭酸飲料の中に「カルシウムの塊」である骨がどぼんと浸かっていれば、いずれ骨は溶けるわけです。小学校の保健室を思い出してください。炭酸飲料の中に魚の小骨などを入れて放っておくと、骨が溶けてボロボロになってしまう展示がありませんでしたか?あの展示は、酸を利用した仕掛けだったのです。
だからと言って、「炭酸飲料を飲めば骨が溶ける」と考えるのは早合点というもの。保健室に置かれていた展示の小骨は、長期間「炭酸飲料漬け」になっています。人間の身体の構造を考えてみてください。飲んだコーラやソーダが、直接骨に触れることはあるでしょうか?どっぷりと炭酸飲料漬けになることはあるでしょうか?答えは「NO!」ですよね。「炭酸飲料を飲めば骨が溶ける」というのは、かなり極端な言い方ということです。
ちなみに、炭酸飲料の酸性はそれほど強くありません。もっと強力なのは、普通のお酢(酢酸)。こちらのほうが、何倍も早く小骨を消滅させます。酢につけることで骨を気にせず食べられる「小アジの南蛮漬け」などは、その性質を利用した料理の一つですよね。
要注意!「糖分」と「食品添加物」が骨を溶かす!?
炭酸飲料だけがやり玉に挙げられていますが、注意すべきは炭酸飲料だけではありません。市販されているほぼすべてのジュースに、砂糖と食品添加物が大量に含まれています。この2つの要素に注目すると、「骨を溶かす」という話も、あながちウソとは言えないのです。主な理由を2つお伝えしましょう。
>>理由1)「糖分」が身体を酸性に傾ける
糖分はもちろん、生きていく上で重要なエネルギー源。ただ代謝される際に、副産物として乳酸を生成します。大量の乳酸は、身体を酸性に傾ける原因に。すると身体は、「弱アルカリ性に戻さなくては!」と判断し、中和するためにカルシウムやミネラルを消費。骨からどんどんと、カルシウムが排出される状態になってしまうのです。
>>理由2)「食品添加物」がカルシウムを排出する
市販されている食品には、リン酸をはじめとした食品添加物が多く使われています。過剰摂取されたリン酸は、腸内でカルシウムと結びついて「リン酸カルシウム」に。すると腸から吸収できずに、便として排出されてしまうのです。
500mlのジュースの中に、角砂糖が10個以上も!?
多くの子供は、市販のジュースが好き。身体に悪いとは分かっていても、子供が飲みたがる様子を見るとつい「ちょっとぐらいなら……」と妥協して、与えてしまう保護者さまも多いのでは?
「1本だけなら」と思って飲ませた500mlペットボトル入りのジュース。その中に、どれだけの砂糖が含まれているか、ご存じですか?なんと角砂糖(6g)に換算すると、平均して10個分以上!想像しただけでも恐ろしい量ですよね。
しかも、角砂糖を1個摂るだけで、「牛乳7本分のカルシウムが消費される」という説も。砂糖や添加物がどっさり入ったジュースは、肥満の原因にもなり、成長ホルモンの分泌まで減らしてしまう恐れがあります。子供の身長を伸ばすことにも、悪影響を及ぼしかねません。
炭酸飲料だけではなく、余計な糖分や添加物が含まれているジュースは、なるべく飲まないように注意してあげたいものですね!
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