アルギニンの摂取量を徹底検証!いったい何グラムで効果が出るの?
幅広い効果を持ち、別名「スーパーアミノ酸」と呼ばれることもあるアルギニン。効果を得るためには、どのくらい摂れば良いのでしょうか?
インターネットで摂取量の目安を調べてみても、その数値はまちまち。せっかく大事な子供に飲ませるのですから、「これだけ飲めばいい!という目安を把握しておきたいですよね。そこで今回、アルギニンの有効摂取量について徹底的に検証。医療現場でどう使われているかにも着目しながら、アルギニンの摂取量をお伝えします。
インターネット上では「4g~9g」説が有力!
アルギニンの効果的な摂取量には諸説あります。インターネット上で調べてみると「1日2gでOK!」という情報があるかと思えば、「30g摂取で効果が得られる」と書いてあるものも。1日あたり2g~30gと大きな開きがあるのです。これほど差が開くのは、「明確な摂取量が定義されていない」から。ただしインターネット上では、「4g~9g」という意見が優勢のようです。
もちろん個人差があるため、摂取量が異なるのは当然です。年齢や体重が違えば、身体の大きさが変わり、摂取量は当然違ってきます。また、アルギニンを飲む目的によっても、必要量は変わってくることでしょう。
ただし、「個人差」だけが、摂取量の違いの原因ではありません。「効果の拠りどころとなる、実験データの違い」も、差をつくっている大きな要因といえそうです。
というのも、一口に実験といっても、実にさまざま。もちろん「信頼できる学術雑誌など、公刊された情報源にも掲載できる実験」もありますが、「都合のいいデータを得るために行ったかのような実験」もあります。ですから実験によって、「アルギニンの効果を得るには、どれだけ必要か?」という数値は変わってきます。実験データと聞くと、「きちんと調べた結果」と思ってしまいがち。でも、残念ながら信ぴょう性に欠けるものも多々あるのです。
中には、論文をかいつまんだ和訳を元にして、さらに都合のいい部分だけを切り貼りしたような情報も、インターネット上には出回っています。「実験データによれば~」などと書かれていても、そのまま信用するのはキケンですね。
メーカーが、意図的に情報を流しているかも!?
そもそも、なぜインターネット上に、これだけ「差のある摂取量」が出回るのでしょうか?
あまりに少ない摂取量を主張しているのは、サプリメントメーカーかもしれません。というのも、アルギニン配合をうたっているサプリメントの中には、ほんの微量しか有効成分を含んでいないものもあります。でも、「たったの○○gでも効く」という情報が広がっていれば、どうでしょうか?含有量の少なさを、さほど気にする必要はなくなりますよね。だって、「あ、これだけ入っているなら十分!」とユーザーに判断してもらえるのですから。
要は、摂取量が少なくても大丈夫という情報を広めることで、自社のサプリメントをよく見せようとしている可能性があるということ。サプリメントメーカーの恣意的な情報操作に巻き込まれないようにも、信頼できるデータから、正しい知識を得ておきたいものですね。
科学的なデータをチェック!本当の有効量は?
それでは、実際にどれぐらいのアルギニンを摂れば有効と考えられるのでしょうか?科学的な根拠に基づいた摂取量を見てみましょう。
アルギニンは、医療の現場でも用いられています。1日の目安量は、摂取の方法によって異なり、点滴による静脈注射であれば「20g」が目安。口から飲む(経口摂取)場合なら、「体重1kgあたり0.12g~0.38g」が目安となります。たとえば、体重が60kgなら、有効量は「7.8g~22.8g」ということですね。
少し話を戻してみましょう。インターネット上で「これだけ飲めばいい!」と言われているのは、「4g~9g」が主流でした。もちろん体重の差によって条件は変わりますが、医療の現場で投与されている「7.8g~22.8g」と、インターネット上で主張されている「4g~9g」を比べてみると、ずいぶん大きな開きがありますよね。医療の現場では、かなり多く投与されていることが分かります。逆に「これぐらいは摂らないと、期待する効果は得られない」というのが現実なのです。
もう一つ、とある試験を例にして、見てみましょう。アルギニンを摂ることで、どれぐらい運動能力がアップするのか調べた試験があります。たとえば、大人が約6gのアルギニンを摂ったら、どうなったでしょうか?残念ながら、ほぼ運動能力に変化はなし。「あまり影響は認められない」という結果が出ています。
この試験は、似たようなものが複数存在します。総合して考えれば、アルギニンの恩恵を受けるための有効量は、
・大人→8g以上
・小学校6年生くらいの子供→約5g(体重40kgと仮定)
と考えるのが妥当といえそうですね。
インターネットが発達して、自宅にいながらにして、さまざまな情報が簡単に手に入るようになりました。ただしその分、「本当かな?」と思える情報も、中には紛れ込んでいます。常に「客観的データがあるか?」「科学的根拠は?」という観点で、情報を見極めるようにしたいですね。
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