成長期の子供にも役立つ!アルギニンの知られざる5つの効果
「子供の身長を伸ばす」とウワサされるアルギニン。残念ながら、背を伸ばす直接の効果こそ期待できませんが、成長期の子供に役立つ効果がたくさん!さまざまな効能が認められ、医療の現場でもよく使われています。
今回は、知っておきたいアルギニンの効果を5つピックアップ!一つずつ、紹介いたします。ぜひ成長期の子供のために、役立ててくださいね。
>>効果1)成長ホルモンの分泌促進効果
アルギニンで広く知られる効果は、「成長ホルモンの分泌を促す」というもの。子供の成長を願う保護者様なら、「アルギニンといえば?」と聞かれたら、「成長ホルモンの分泌!」と即答できる方も多いかもしれません。
ただし、「じゃあ、成長ホルモンの正体って何?」と聞かれると、意外と難問。答えに詰まってしまうのでは?子供の成長に欠かせない成長ホルモンについて、この機会に少し詳しく見てみましょう。
成長ホルモンを構成するのは、いわゆる「アミノ酸」です。アミノ酸は、身体をつくってくれる存在。身体を活性化するのにも、ひと役買っていますよね。ですから、アミノ酸からできている成長ホルモンは、「アミノ酸ならではの仕事」をしています。ざっくり言えば、「組織の成長を促す」「代謝をコントロールする」という2つに分けることができますよ。
・組織の成長を促す
→骨を伸ばす、筋肉を強くするなど
・代謝をコントロールする
→疲労回復、脂肪の燃焼、肌や筋肉の修復や再生など
よく「アルギニンを摂れば身長が伸びる」と言われるのは、「アルギニン→成長ホルモンの分泌→組織の成長を促す」という関係性が成り立つと、考えられているからですね。ただし、話はそう単純ではないのです。
実験や医療現場で、成長ホルモン分泌の試薬として使われているアルギニンですが、成長ホルモンの分泌を促すには、まとまった量が必要です。有効量は、「体重1kgあたり0.5g」が目安。たとえば「子供の体重が30kg」とすると、「15gものアルギニン」を摂る必要があるということです。
アルギニン配合サプリメントに含まれるアルギニンは、「1粒あたり0.2g~0.5gほど」が主流。30kgの子供だと、1回で何粒飲む必要があるでしょうか?
計算してみると、「30粒から150粒」という数に!これだけ大量に飲んでこそ、ようやく有効量に到達。現実的ではないとうことが分かりますね。「アルギニンには成長ホルモンの分泌促進効果があるけれど、サプリメントで摂る量ぐらいでは、その効果は得られない」と理解しておくのが良さそうです。
>>効果2)疲労の回復効果
私たちがたんぱく質を摂り込むと、最終的に腸内で分解されて「アンモニア」が発生します。アンモニアは強い刺激臭を持ち、エネルギー生成を妨げる有害物質。そのためアンモニアは「尿素回路」に入り、身体にとって害のない尿素に変えられます。そして尿となって、体外に排出されるのです。
このアンモニア、実は疲労感の原因にもなることをご存じでしょうか?疲労を回復させるには、すみやかにアンモニアを無害化することも大切なんですね。
アルギニンは尿素回路で働き、アンモニアの無害化をサポート。疲労感を軽減してくれると言われています。医薬品として、尿素回路の異常症治療にも使われているんですよ。
ちなみにアルギニンは、疲労回復効果をねらって、「エナジードリンク」にも含まれています。大人だけでなく、スポーツや勉強で疲労がたまりがちな子供たちにも役立ちますね。
>>効果3)血管の拡張効果
健康を保つためには、血液が全身をスムーズに流れていることが大切です。そのためにも、「血液がサラサラしていて流れやすい」「十分な血液量が保たれている」ことが大前提。さらに通り道である血管が、「しなやか」「広くてゆったりしている」ことも欠かせませんよね。
実はアルギニンには、血管を拡張するという効果も!アルギニンを摂ると、体内に一酸化窒素(NO)が生成されます。一酸化窒素には、血管を拡張させ、血流をスムーズにする働きがあるのです。
最近では、冷え性や低体温の子供が増えていると言われています。冷えるとむくむだけではなく、免疫力が下がるなど、健康に悪影響を及ぼします。しっかりと血が流れるようにしてあげたいものですね。また、血液の流れがよくなると、酸素や栄養素も身体のすみずみまで届きやすくなります。栄養をしっかり吸収することにも、役立ちそうですね。
ちなみに熱心な筋トレ愛好家もアルギニンがもつ「血管の拡張効果」に着目。パフォーマンスアップのため、アルギニン配合サプリメントを「NO系サプリ」として愛用していますよ。
>>効果4)筋肉の減少を防ぐ効果
血管の拡張効果に加えて、スポーツする上で役立つのが「筋肉の減少を防ぐ」という効果です。
体内のエネルギー源には、基本的に糖質が使われます。ところが激しい運動や絶食をすることで、一時的に体内の糖質をほぼすべて使ってしまうことも。すると身体が、「なんとかエネルギー源を確保しないと!」と判断。脂肪や筋肉を分解して、臨時エネルギーとして使用するのです。しっかりと筋肉をつけさせてあげたい、育ちざかりの子供たち。筋肉が消費されるのは、なんとか防ぎたいですよね。
そこで役に立つのが、アルギニン。運動前に摂っておくことで、いざというときにはエネルギー源の代わりを果たしてくれます。また、筋肉の分解を邪魔するインスリンの分泌も促進し、筋肉が使われることを防いでくれますよ。
>>効果5)免疫力アップによる、風邪の予防効果
アルギニンには、免疫細胞を活性化させる働きもあり、ウイルスや細菌などの外敵から、身を守ってくれます。塾や習い事など、現代の子供たちは大忙し。風邪の予防効果というとビタミンCが有名ですが、体調管理のためにはアルギニンも摂っておくと良さそうですね。
蛇足ではありますが、決して「風邪に効く」ということではありません。あくまで免疫細胞を活性化させて、「風邪をひきにくい身体をつくってくれる」ということ。過剰な期待をするのではなく、自然な形でコツコツと摂るのが理想ですよ。
単体での摂りすぎはダメ!「無理なく」「毎日の食事で」がポイント
アルギニンに関する効果を5つ紹介しました。「あ、それ知ってる!」とチェック済みの内容もあれば、「へー、そうなんだ!」と驚く事実もあったのではないでしょうか?
ちなみにアルギニンには、「傷の治癒に貢献する」という効果も。さらには、主に外科手術の後に用いられる「免疫賦活(ふかつ)栄養剤」にも、アルギニンが使われています。細胞の増殖に関わる物質「ポリアミン」を生成することで、術後の傷口回復や感染症予防に役立つそうですよ。
意外な効果があるアルギニンですが、「じゃあ、子供にいっぱい摂らせてあげよう!」と、単体で大量に与えるのはNG。できれば鶏肉やマグロ、エビなど、アルギニンを多く含む食材を利用して、食事から摂らせてあげましょう。
もしサプリメントで補うなら同じく、アルギニンが単体で配合されているものは避けたほうがベター。さまざまな栄養素がバランスよく含まれているものを、選んであげてくださいね。
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